ZESP3止めました(充電器はビジター利用で)

「EVに乗るなら充電カードは必携」と思ってました。テスラ車はフル充電で500km前後またはモデルによってはそれ以上走るけど、遠出する時には充電スポットの利用は必要。充電スポットを利用するには充電カードは持っておかないと。と思っていたからです。

でも、実際のところ自宅外で充電する必要があるケースはそうあるわけではありません。月に一度もないことがほとんどです。一方、充電カードは月会費がかかります。「この充電カードの月会費、無駄じゃないかな?」と思い始めました。

一番安かったZESP3が値上げ

こちらの記事(ZESP3が値上げ 月会費も充電費も倍に)に書いたようにテスラの充電カードとしては最もお得な日産ZESP3が2023年9月からになります。充電料金だけでなく、月額固定費用も550円から1,100円に倍増します。屋外の充電スポットなんてほぼ使わないのに毎月固定費を払うのはもったいないことです。そこであらためて考えて気がついたのですが、充電スポットを利用するには充電カードを持っている人だけでなく、ビジター利用もできることです。

実はビジター利用は安かった

自宅外で充電する際に私が最も利用する充電スポットは高速道路のサービスエリアに設置された充電器です。この充電器を利用する条件は下記のように書かれています。

株式会社 e-Mobility Power新規ウィンドウを開きます 又は自動車メーカ等が発行する専用の「充電カード」をお持ちの方、もしくは、クレジットカード(VISA・Master・JCB・ダイナース・アメリカンエキスプレス)をお持ちの方は充電パスワードの取得によりご利用いただくことができます。
詳しくは充電器本体に掲示するご利用ガイドをご確認のうえ、下記コールセンター等までお問い合わせください。

(NEXCO西日本サイトより)

この利用料金、NEXCO西日本のSAに設置された充電スタンドだと充電カード無し(クレジットカード払い)だと最初の5分までは250円、以降1分あたり50円となっている。(費用は税別・2023年8月30日現在)

充電利用は30分が上限なので30分利用したとしてかかる費用は税込み1,650円。ZESP3のシンプルプランの場合は同条件で1,650円(2023年9月1日以降は2,970円)。なんとZESP3(シンプルプラン)と全く同じ費用だった。しかもZESP3は月会費がかかる。料金的にはメリットがないどころか、むしろ逆に高かった

ただしクレジットカード利用は面倒

そのため費用面でいえば充電カードを持つ意味はない。少なくともテスラ車ユーザは。

ただし、上記の充電スポットを利用する場合、充電カードと異なりクレジットカードでの利用は面倒。充電カードの場合、利用するには受電カードをタッチすればOK。一方クレジットカードの場合はビジター充電パスワードが必要になる。

このビジター充電パスワード、充電スポットから申込が可能。その場ですぐに発行されるんだけど、このパスワード取得には下記の手順が必要になる。

ビジター充電パスワードの取得方法

必要なもの

  • スマートフォン(Webサイトへのアクセスおよびメール受信用)
  • クレジットカード(VISA、MASTER、JCB、AMEX、DINERS CLUBのいずれかで日本国内発行のもの)

使用する充電スポットを特定する

充電スポットの前で、下記のサイトにアクセスする。

  • ビジター充電パスワード取得サイト

上記サイトにて、利用したい充電器を選ぶ。その後利用したいクレジットカード番号や電話番号・メールアドレスを入力する。するとほどなくして数字6桁のビジター充電パスワードがメールにて送られる。充電器にて、そのパスワードを入力することで充電できるようになる。

このパスワードは選択した充電スポットに限り、発行翌日の23時まで繰り返し使うことができる。また、もしWebサイトからの申込に問題ある場合は電話(0570-200-588)でも取得ができる。この電話はナビダイアルなので携帯電話からだと20秒11円の料金がかかる。

まとめ

  • 充電カードはなくてもいい。費用的にはむしろマイナス。
  • 充電器をビジター利用する場合は手間がかかる。利用したい充電器ごとに申請する必要がある。

正直なところ、ビジター充電パスワードをいちいち申請するのは本当に面倒。シンプルにクレジットカードをタッチするだけなど簡単にしてほしいと切に思います。