Teslaは2026年10月15日、新型Roadster(ロードスター)をライブ配信で披露した。コールドガススラスターで車体を跳ね上げ、空中で回転させるデモが行われ、グレードは3種類と案内された。ただし価格は未発表で、生産時期もイーロン・マスク氏の「2028年」という発言があるのみで、確定していない。
配信はスタント中心、デザインは一新
発表は現地時間19時55分、テキサス州ウェイコ近郊で行われた。Roadsterは2017年に初披露され、延期を重ねてきた。Electrek(エレクトレック)によると、今回の配信はスタントが中心で、仕様の詳細は少なかった。
デザインは2017年の試作車から大きく変わり、Cybertruck(サイバートラック)やOptimus(オプティマス)の系統に寄せたとTeslaは説明している。Teslaの公式ページは、隠れたヘッドライトと全幅のテールライトを挙げている。ヨーク型のハンドルを備え、軽量化のためマグネシウム、チタン、カーボンファイバーを多用するという。
3グレードの性能はいずれもTeslaの公称値
グレードは配信後にTeslaのX公式アカウントで発表された。以下の数値はいずれもTeslaの公称値である。
- Performance:公道走行可能な2人乗り。0-60mph(約97km/h)加速は1.6秒未満。予約制
- Thrust:レース仕様の2人乗り。後部にスラスターを追加し、0.9秒未満。限定販売
- Rocket:1人乗り。車体周囲のスラスターで上昇と回転ができ、0.59秒未満、最高速度は230mph(約370km/h)超。招待制
航続距離もTeslaによると300マイル(約480km)超だ。Teslaの公式ページは、Rocketは公道走行が未承認だと記している。スラスターはタイヤが扱える力の4〜5倍の力を生むとTeslaは主張する。
価格と生産時期は未定、Electrekは評価と批判
予約は再開され、5,000ドル(返金可)を即日、10日以内に電信送金で45,000ドルを支払う方式だ。合計は5万ドルで、2017年と同額である。価格は3グレードとも発表されておらず、生産時期にも正式な日程はない。あるのはマスク氏の「2028, actually」との発言だけだ。
Electrekは、スラスター、車体を保持するファン、Optimus由来のウイングを統合した技術は本物で印象的だと評価している。一方、目玉のスタントは招待制か限定販売で公道走行不可のグレードに限られ、販売台数は少数になる見通しだと指摘する。2017年に約束された航続距離620マイル、4人乗りが、300マイル超、2人乗りに縮んだ点も批判している。筆者は旧Founders Series Roadsterの特典を2件持ち、長く待っていると開示している。
新型Roadsterは姿を現したが、価格は3グレードとも未発表で、生産時期もマスク氏の発言があるのみだ。

