炎上事故についてのテスラの調査レポート

3/23に米国カリフォルニア州にて起こったTesla Model Xの炎上事故について、Teslaから調査レポートが出されました。

出されたのは事故から一週間後の3/30です。

An Update on Last Week’s Accident (Tesla.com)

この内容によると、事故は悲劇であることに変わりはありませんが、Model Xになにか欠陥があったわけではないことがわかります。

要約すると下記となります。

  • 事故の際はオートパイロットになっていたが、「ハンドルを握って」の警告が事故までに数回表示されていたが無視されていた。
  • 警告はビジュアルだけでなくサウンドでも行われていた。しかし何も対処されなかった。
  • 事故の6秒前にもこの警告がなされていた。
  • ドライバーは事故の5秒前・150m前にはぶつかることが予見できた。しかし、何も回避行動は取られなかった。
  • 事故は、高速道路のY字型の分岐にぶつかる形で発生した。本来ならこの場所には衝撃干渉物が置かれているはずだったが、以前に別の車が起こした事故のために衝撃干渉物が取り除かれていた。

上記から残念ながら、これはオートパイロットの問題ではなく、ハンドルが握られていないことを検知したModel Xが警告中に、しかも最後の警告から十分距離があるにもかかわらずドライバーが何もしなかったことにより起こったと言えます。

また、大事故となってしまったのは衝撃干渉物がないままの高速道路の分岐に当たってしまったことが要因と言えます。

Tesla社やModel Xに何か問題があったとは考えられない事故と言えると思います。