米ウェイモ(Waymo)は2026年8月4日、テキサス州ダラスで提供する自動運転タクシー「ロボタクシー(robotaxi)」サービスの待機リストを撤廃したと発表した。これにより誰でもアプリをダウンロードし、すぐに配車を依頼できるようになった。今年2月の一般提供開始から半年足らずでの制限撤廃となる。
待機リスト撤廃までの経緯
ウェイモは2025年にダラス市街地で自動運転車のテストを開始し、2026年にサービスを始める計画を明らかにしていた。実際のサービス開始は2026年2月で、当初は待機リスト方式を採用していた。この待機リスト方式の期間中に、約15万人のライダーがウェイモのアプリを利用したという。
悪天候時は運行停止も、空港乗り入れは未対応
順風満帆だったわけではない。2026年5月には、大雨や冠水した道路への対応に問題が生じたため、ダラスに加えヒューストン、サンアントニオ(いずれもテキサス州)、そしてアトランタでのサービスを一時停止した経緯がある。ウェイモは今後についても、悪天候や洪水警報、リアルタイムの路面状況に応じて運行を調整したり、一時的に停止したりする可能性があるとしている。
現時点では、ダラス・ラブフィールド空港への配車には対応していない。ウェイモによると、同空港では引き続き自動運転車のテストを続けており、「近いうちに」空港利用者への対応を開始する見込みだという。
車両の運用面では、Avis Budget Groupと提携し、電動SUV「ジャガーI-PACE」の車両運用・充電・保守管理を委託している。
他都市と同様の段階的展開モデル
ウェイモはフェニックス、ロサンゼルス、サンフランシスコといった他都市でも、まず待機リスト方式で提供を始めたのち一般開放するという同様の段階的な展開モデルを採用してきた。ダラスの待機リスト撤廃も、このモデルに沿った動きといえる。
ダラスでの待機リスト撤廃は、ロボタクシーの都市展開が新たな段階に入ったことを示す。今後は空港乗り入れの開始や、悪天候時の運行判断がサービス拡大の焦点となりそうだ。

