テスラ、Cybercab45台をロボタクシー車両に登録

テスラが専用ロボタクシー車両「Cybercab」を商用車両として登録し始めた。テキサス州運輸局の記録では8月31日時点で45台が確認された。並行してオースティンとダラス両エリアのサービス対象範囲も広がっており、ロボタクシー事業の本格展開が近づいている。

Cybercab45台を商用車両として登録

テキサス州運輸局(DMV)の記録によると、テスラは8月31日時点でCybercab45台をロボタクシーの商用車両として登録した。この登録は9月3日にオースティンで開催された公式発表イベントの直前に行われている。

Cybercabはハンドルやペダルといった従来の運転操作装置を持たない、2人乗り専用に設計された車両である。テスラは長期的に、現在ロボタクシー運用の中心となっている改造モデルYに代わり、Cybercabを自動運転ネットワークの主力車両とする計画だ。

オースティン・ダラスでジオフェンスも拡大

車両の地理的な展開も進んでいる。直近1週間でテスラはダラスとオースティンのロボタクシーサービス対応エリア(ジオフェンス)を拡大し、これまでより広い都市圏をカバーするようになった。ジオフェンスとは、自動運転車が走行可能な範囲をあらかじめ地図上で区切って設定した領域を指す。

車内UIや前照灯バーの新仕様も確認

オースティンでは、複数色のRGB前照灯バーを搭載したCybercab車両の目撃例も報告されている。さらに車内に採用される「分割画面UI」の様子も確認されている。テスラ従業員はテキサス・ギガファクトリー周辺で数週間にわたり試乗を重ねてきたという。

オースティンはこれまでテスラのロボタクシーベータ版展開の拠点として機能してきた地域であり、Cybercabの商用運用が始まる際には、同エリアで最初の一般利用者向け乗車が実施される可能性が高いとみられている。

45台という登録台数はまだ小規模である。しかし公式発表とジオフェンス拡大の時期が重なっていることから、テスラがCybercabを軸としたロボタクシー事業を本格的に加速させようとしている様子がうかがえる。今後の台数増加やサービスエリア拡大の続報が注目される。

参考:Tesla Starts Adding Cybercabs to Robotaxi Fleet as Austin-Dallas Coverage Expands