中国EV、8月のプラグイン車シェアが65%で過去最高

2026年8月、中国の新車市場においてプラグイン車(BEV+PHEV)の販売シェアが65%に達し、過去最高を更新した。純電気自動車(BEV)単体でも45%のシェアを記録し、新興メーカーLeapmotorの躍進が市場の勢力図を塗り替えつつある。

全体市場の動向

中国市場全体の8月新車販売台数は前年同月比24%減の約150万台にとどまったが、BEVは1%増と底堅い動きを見せた。内燃機関車が大幅に落ち込む中でのEVの相対的な健闘は、電動化の波が後退していないことを示している。BEVとPHEVの販売比率は69対31となり、2023年以降で最もBEV優勢な構成となった。2026年の累計でも電動車が57%を占め、2025年通年の54%を既に上回っている。

Leapmotorの急成長

Leapmotorは8月に前年比66%増の84,874台を販売し、OEMグループ別ランキングで5位に浮上した。Volkswagenの4位との差は縮まっており、中国新興メーカーが既存グローバル大手を追い抜く可能性が現実味を帯びてきた。モデル別では、Leapmotor A10が30,652台の登録数を記録し、中国全体で2位の「銀メダル」を獲得した。

一方でVolkswagenは前年比40%減、BYDは36%減、ホンダは50%減と、主要メーカーが軒並み大幅な落ち込みを記録した。NIOは前年比104%増の21,000台と例外的な伸びを示したが、これは5万7000〜7万3000ドル台のプレミアムSUVが牽引したものだ。

輸出も急拡大

8月の輸出台数は約88万8000台と前年比78%増に達した。輸出車両におけるEV比率も58%と、以前の40%から大きく上昇しており、中国EV勢の影響が海外市場にも着実に広がっている。

中国市場の2026年通年のEV普及率は60%超、BEV単体でも40%超で着地すると業界関係者は見ている。現在のペースが続けば、2030年以前に市場の完全電動化が視野に入り、2035年までにはBEV100%の達成も現実的とされる。中国市場の変化は、世界の自動車産業の行方を占う重要な指標であり続けている。

参考:The Unstoppable Rise of Leapmotor — August's China EV Sales Report (45% BEV Share)