Sony Planstation 5向けゲームソフト「グランツーリスモ7」では、車の馬力を高出力にした場合など、走行していて突然リアが出るようになることがある。その場合の対処方法。
以下は、主に後輪駆動車(FR・MR・RR)を想定した早見表。4WDでもリア側の調整には応用できる。
| 滑り出すタイミング | 最初に試す調整 | 改善しない場合 | 調整しすぎた場合 |
|---|---|---|---|
| アクセル一定で旋回中 | リアのアンチロールバーを1段下げる | リアのトーインを少し増やす。リアの固有振動数を少し下げて比較 | 曲がりにくさや、車体の動きの大きさが目立つ |
| アクセルを戻したとき | リアLSDの減速時の効きを5ずつ上げる | アクセルをゆっくり戻す。MTなら一段高いギアで比較 | コーナー進入時に曲がりにくくなる |
| ブレーキをかけたとき | ブレーキバランスを少し前寄りへ。既に前寄りならリアLSDの減速側を確認 | ABS「標準」で比較。MTならシフトダウンを遅らせる | 前輪が先に限界に達し、曲がりにくくなる |
| アクセルを踏み込んだとき | TCSを1段上げる。ハンドルを戻しながら踏む | リアLSDの加速側、タイヤ、出力を見直す | TCSが強すぎると立ち上がりの加速が鈍る |
| 縁石・段差を踏んだとき | 縁石を避けて再現するか確認。車高を下げすぎていないか確認 | サスペンションの硬さやダンパーを見直す | 柔らかくしすぎると底付きなどで悪化する場合がある |
LSDの「減速時の効き」は、ブレーキ時だけでなくアクセルオフ時にも作用する。値を上げると効きが強まり、ターンインのアンダーステアが強まる場合がある。
確認ポイント
馬力を上げた車では、まず「踏んだときに滑るのか、戻したときに滑るのか」により対処法は異なる。
- 踏んだときに滑る: 後輪が駆動力を受け止めきれていない可能性がある。TCS、アクセル操作、タイヤ、出力の順で確認すると整理しやすい。
- 戻したときに滑る: 減速時の荷重変化やLSD設定を疑う。「高馬力だから」と加速側だけ調整しても解決しない場合がある。
なお、LSDの加速側は「強めれば安定する」とは限らない。 内側の後輪だけが空転する場合と、左右の後輪がそろって滑る場合では、適切な調整方向が異なる。
調整の順序
調整時は、現状を保存 → 一項目だけ変更 → 同じコーナー・同じギア・同程度の速度で比較すること。安定したところで止めることで、必要以上に曲がりにくくするのを避けられる。

