SpaceX、2026年累計Starlink1,500基達成——Nasdaq上場翌週のマイルストーン

スペースX(SpaceX)が2026年6月15日に打ち上げた衛星が、同年累計1,500基目のStarlink衛星となった。6月12日のNasdaq上場(ティッカーSPCX)で株式公開企業となった直後のマイルストーンであり、衛星インターネット事業の成長と宇宙開発への野心が同時進行している様子を象徴する出来事となった。

月平均250基のペースで展開

2026年の1月1日から6月15日までの約5.5か月間で、SpaceXは1,500基のStarlinkシリーズ衛星を打ち上げた。これは月平均約250基に相当するペースである。Falcon 9ロケットを週に複数回飛ばすことで実現しており、6月だけでも11日のヴァンデンバーグからの24基、12日のケープカナベラルからの29基(Starlink 10-54)など複数のミッションが続いている。

今回の1,500基目を記録したStarlink 17-54ミッションはヴァンデンバーグ宇宙軍基地から打ち上げられた。現在、SpaceXは軌道上に1万500基以上のStarlink衛星を展開済みであり、世界110か国以上にブロードバンド接続サービスを提供している。

歴史的なNasdaq上場との同時進行

6月12日、SpaceXは創設から24年を超えて初めて上場企業となった。公開価格は1株$135で、初日に$150で取引を開始し、終値は$160.95と約19%上昇した。調達額は$750億(約10兆7,000億円)と、株式公開(IPO)史上最大規模となった。企業価値は約$1兆7,700億と評価されている。

Starlink事業の売上高は2024年に約$20億、2025年に約$44億と急拡大しており、SpaceX全体の収益を支える柱となっている。上場後も週に2〜3回の打ち上げペースを維持することで、通信網のさらなる拡充と第2世代(V2)衛星への置き換えを進める方針だ。

さらなる拡張計画、Starship V3が鍵

SpaceXは次世代のStarlink V3衛星の展開を2026年後半に計画しており、現行のV2比でテラビット級の通信容量を実現するとされる。この展開にはFalcon 9ではなくStarship V3が必要となる見込みで、同ロケットの飛行実績が今後の衛星展開ペースを左右する。上場によって調達した資金は、Starshipの量産化とStarlink V3の製造加速に投じられるとみられており、宇宙インターネット市場でのSpaceXの優位性はさらに強まりそうだ。

参考:SpaceX Hits 1,500th Starlink of 2026 on Nasdaq Debut | KeepTrack Space Brief