米EVメーカーのRivianが量産向けSUV「R2」の正式な発売イベントを開催した。CEOのRJ・スカリンジ氏がユタ州パークシティで自らイベントを主導し、テスラに並ぶEVブランドとしての地位確立を宣言した。同社の時価総額は220億ドルに達し、消費者満足度調査でも首位を獲得するなど、着実に存在感を高めている。
4グレード展開、最上位は航続距離約530kmで656馬力
R2は4つのグレードが設定されている。即時購入可能なパフォーマンスグレード(デュアルモーターAWD)は5万7,990ドル(約870万円)からで、最高出力は656馬力、EPA推定航続距離は約330マイル(約530km)だ。バッテリー容量は87.9kWhで、けん引能力は最大4,400ポンド(約2トン)を持つ。
車体サイズは全長約4.72m、全幅約1.98mのミドルサイズSUV。より手頃な後輪駆動モデルは4万5,000ドル(約670万円)で2027年後半の生産開始が予定されており、幅広い価格帯でテスラのモデルYと直接競合する。生産はイリノイ州ノーマルの既存工場で行われる。
満足度首位の一方、信頼性課題が量産の鍵
消費者満足度調査で首位を獲得したことは、Rivianブランドへの信頼が着実に高まっていることを示す。一方、初期モデルの品質に関する消費者報告が課題として残っており、Consumer Reportsの予測信頼性ランキングでは低い評価を受けている。品質の安定化が量産フェーズ移行の成否を握る。
EV市場はテスラの独走体制から、BYD・Rivian・Lucidなど複数プレーヤーが競い合う構図へと変化しつつある。R2は価格・航続距離・積載性においてモデルYと遜色ないスペックを揃え、消費者満足度でも実績を出し始めている。Rivianの快進撃がテスラにとって新たな競争圧力になることは間違いない。
参考:[Rivian is betting on its R2 EV to turn the automaker into a household name like Tesla](https://www.cnbc.com/2026/06/09/rivian-r2-suv-tesla-competition.html)

