テスラがマイアミでのロボタクシーサービス展開に向けたジオフェンスエリアのマッピングを完了した。同社がテキサス州・カリフォルニア州以外でサービスを拡張する初の事例となる可能性があるが、現時点では「準備中」の段階にとどまっている。
マイアミのサービスエリア
マイアミのサービスエリアは、ウェスト・マイアミを中心に、ドラール、スウィートウォーター方面に伸びる帯状のゾーンとなる見込みだ。北はパルメット高速道路(SR-826)、南はUS-41が境界となり、ダウンタウンマイアミ、マイアミビーチ、空港エリア、コーラルゲーブルズの大部分は対象外とされている。
テスラは2026年前半に5都市でロボタクシーを展開すると発表していたが、この期限は「2026年前半」という明確な目標から「準備中」という曖昧な表現へと変更されている。マイアミはその対象5都市の一つだ。
オースティンでの課題と安全性の壁
先行するテキサス州オースティンでの展開状況も課題を抱えている。2025年6月に開始されたオースティンのサービスでは、累計約25台あったフリートが約14台にまで縮小し、待ち時間が15分を超える場面も報告されている。イーロン・マスクCEOも「安全性の検証がロボタクシー拡大における制約要因だ」と認めており、独立した調査では事故率が平均的な人間ドライバーの4倍に達するとの分析もある。
展開実現への道筋
マイアミへの本格展開が実現すれば、テスラにとって重要な地理的拡張となる。ただし安全性の検証と規制当局の承認が前提条件となっており、具体的な開始時期はまだ不透明な状況だ。今後の動向が注目される。

