グーグル系Waymo(ウェイモ)が、カリフォルニア州公益事業委員会(CPUC)から完全自動運転タクシー(ロボタクシー)事業の大幅拡大承認を取得した。対象は同州18郡におよび、料金を徴収しての完全自動運転走行が認められる。全米最大級のロボタクシー網がさらに広がる見通しだ。
18郡で有料運行、幅広い走行条件を承認
CPUCは8月14日にWaymoが提出した「相談状(アドバイスレター)第4号」を承認した。これにより同社は北カリフォルニアの12郡(アラメダ、コントラコスタ、マリン、ナパ、サクラメント、サンフランシスコ、サンマテオ、サンタクララ、サンタクルーズ、ソラノ、ソノマ、ヨロ)と、南カリフォルニアの6郡(ロサンゼルス、オレンジ、リバーサイド、サンバーナーディーノ、サンディエゴ、ベンチュラ)の合計18郡で、有料の完全自動運転乗車サービスを提供できるようになる。
承認された運行条件は幅広い。制限速度の異なる道路全般に加え、高速道路、一般道路、田舎道、駐車場、私道、踏切での昼夜を問わない走行、さらに雨・霧・雹といった悪天候下での運行も認められた。唯一の主な除外条件は「広範囲な積雪や路面凍結」で、それ以外の道路環境ではほぼ制約なく走行できるという。
Waymoは今回の承認について「ゴールデンステート(カリフォルニア州の愛称)にとって大きなニュースだ」とコメントしている。ただし全域で一斉にサービスを開始するわけではなく、同社は「展開は段階的に、安全に関する枠組みに沿って進める」としている。
段階的展開、年内週100万回乗車を目指す
同社は現在、約3000台の車両でこれまでに2000万回を超える走行を実施済みだ。5月時点でサービスエリアは、ロードアイランド州の面積を上回る11都市・1400平方マイル超に達している。Waymoは年内に週100万回の乗車達成を目標に掲げており、今回の承認はその実現に向けた足がかりとなる。
CPUCの今回の承認により、Waymoはカリフォルニア州内での事業基盤を大きく強化した。実際の拡大は段階的に進む見込みだが、既に3000台規模の車両と広大なサービスエリアを持つ同社にとって、18郡という対象範囲の獲得は今後の成長を左右する重要な一歩となりそうだ。
参考:Waymo wins California approval to expand robotaxis across 18 counties

