SpaceX、Falcon 9を38.5分間隔で連続打ち上げ

SpaceXが2026年8月15日、Falcon 9ロケットを2機連続で打ち上げ、打ち上げ間隔わずか38.5分という新記録を樹立した。通信衛星グローバルスターの補充ミッションと、米宇宙軍の衛星ミッション「USSF-366」を、東西の異なる射場からほぼ同時に送り出した形だ。

グローバルスター補充ミッション、ブースターは14回目の飛行

1機目は米東部夏時間(EDT)午後9時12分、ケープカナベラル宇宙軍基地から打ち上げられた「Globalstar 2-R Launch 1 Mission」である。低軌道の通信衛星コンステレーションを補充する目的で、グローバルスターの衛星8基を搭載した。同社を巡ってはアマゾンによる買収が予定されている。買収後はアマゾンの衛星通信サービス「Amazon Leo」がデバイス直接通信機能を獲得する見込みだという背景がある。使用されたブースターB1090は今回で14回目の飛行となり、着陸ゾーン「LZ-40」に無事帰還した。

USSF-366、ブースターは通算650回目の回収に

2機目は同日、米太平洋夏時間(PDT)午後6時50分(EDT換算で午後9時50分)、カリフォルニア州のヴァンデンバーグ宇宙軍基地から打ち上げられた「USSF-366」である。米宇宙軍の「National Security Space Launch Phase 3 Lane 1」タスクオーダーに基づく任務だが、打ち上げ前の時点でペイロードに関する情報は公表されていない。このミッションで使用されたブースターB1088は、太平洋上のドローンシップ「Of Course I Still Love You」に着陸した。この着陸は、Falcon系ブースターとして通算650回目の回収になったという。

2つの打ち上げの間隔は38.5分で、SpaceXにとって記録更新となった。東海岸と西海岸の異なる射場から短時間で連続してロケットを打ち上げたことは、同社の運用ペースの速さを改めて示す事例といえる。今後もグローバルスターの衛星補充や米宇宙軍向けミッションが続く見通しで、SpaceXの打ち上げ頻度がさらに上がるかどうかが注目される。

参考:Live coverage: SpaceX to launch satellite replenishment mission for Globalstar from Cape Canaveral