スペースXが米カリフォルニア州のヴァンデンバーグ宇宙軍基地からファルコン9を打ち上げ、衛星通信網スターリンクの新型衛星27基を軌道に投入した。今回で2026年の軌道投入ミッションは通算104回目、スターリンク打ち上げとしては79回目となる。
打ち上げ概要
打ち上げは現地時間2026年9月1日午前1時42分(太平洋夏時間、日本時間同日午後5時42分、協定世界時では同日午前8時42分)に、ヴァンデンバーグ基地内の「スペース・ローンチ・コンプレックス4イースト」から実施された。ミッション名は「スターリンク15-23」で、搭載されたのは第2世代の小型モデル「スターリンクVツーミニ」27基である。
35回目飛行のブースターを回収
今回使用されたファルコン9の1段目ブースター(機体番号B1063)は、今回で35回目の飛行となった。スペースXはブースターを使い捨てにせず繰り返し回収・再利用することで打ち上げコストを抑えており、機体番号B1063はこれまでの運用実績を積み重ねてきた1機だ。打ち上げ後、ブースターは太平洋上のバハカリフォルニア半島沖に展開されたドローン船「オブ・コース・アイ・スティル・ラブ・ユー」に着陸し、回収された。
衛星展開とヴァンデンバーグの役割
搭載された27基のスターリンク衛星は、打ち上げから約1時間後に地球周回軌道上で正常に展開されたことが確認されている。ヴァンデンバーグ基地は米国西海岸に位置し、極軌道など高緯度軌道への打ち上げに適した射場として、スペースXの東海岸拠点であるケネディ宇宙センターやケープカナベラル宇宙軍基地と役割を分担している。
スペースXは2026年に入ってからも高頻度でスターリンク衛星の打ち上げを続けており、今回のミッションもその一環である。ブースターの再使用回数がさらに積み上がっている点は、同社の打ち上げコスト低減と運用の安定性を示す材料といえる。

