テスラが、新型ロードスター(Roadster)の予約受付を5万ドルで再開した。10月1日の発表イベントを控えたタイミングだ。Electrekによると、予約は2段階の支払いで成立する。2017年に最初の予約を集めながら、納車が一台もないまま8年以上が過ぎている。今回の再開の中身と、過去の予約の経緯を整理する。
予約は2段階の支払いで成立
今回の予約は総額5万ドルである。まず5,000ドルをクレジットカードで支払う。この分は全額返金可能とされている。残りの4万5,000ドルは、10日以内に電信送金(ワイヤートランスファー)で支払う必要がある。送金が着金するまで、予約は確定しない。
2017年の予約は8回以上延期
初代の予約は2017年11月にさかのぼる。テスラはセミ(Semi)のイベントで最初の予約金を集めた。通常の予約は5万ドルで、全額を前払いする25万ドルの「ファウンダーズ・シリーズ」もあった。当時の約束は2020年の納車である。
約束された仕様は、航続距離620マイル、0~60mph加速1.9秒未満、最高速度250mph超、基本価格20万ドルだった。ただし2017年版のロードスターは、少なくとも8回の延期を重ねている。納車は現時点でゼロだ。
払い戻しをめぐっても、記事は昨年の報道に触れている。そこではテスラが当初、5,000ドルの預り金を保持していたことが示唆されている。
8年間待った予約者の一人として、テック系レビュアーのマルケス・ブラウンリー(Marques Brownlee)氏が挙げられている。オープンAI(OpenAI)のサム・アルトマン(Sam Altman)CEOは、キャンセルを申し出た際に「無視された(ghosted)」と述べたという。
10月1日の発表内容と市場の見方
10月1日のイベントはテキサス州ウェイコ近郊で開かれる。価格、仕様、生産目標が明らかにされる予定だ。スペースX設計のコールドガススラスターを使い、遠隔操作のスタント車両で実演する見込みとされる。
予測市場のポリマーケット(Polymarket)は慎重な見方を示している。2026年末までの納車確率は5%未満である。2027年に関する予測は約61%とされている。
新型ロードスターの予約は、5,000ドルのカード決済と4万5,000ドルの電信送金という形で再開された。ただし送金の着金まで予約は確定しない。2017年の予約は8回以上延期され、納車は今もゼロである。10月1日には価格や生産目標が示される予定だ。
参考:Tesla reopens $50,000 Roadster reservations ahead of October 1 unveil

