ルーシッドGravity GT-S発表、1070馬力の3列SUV

米EVメーカーのルーシッド(Lucid)は2026年8月13日、新型EV「Gravity GT-S」を発表した。最高出力1,070馬力、0-60mph加速3.1秒を誇り、米国製3列シートSUVとして最強クラスと位置づける。価格は12万5,900ドルからで、同日より注文受付を開始した。

3列シートでスポーツカー並みの加速性能

ルーシッドは、高級EVセダン「Air」で知られる米新興EVメーカーである。今回発表された「2027 Lucid Gravity GT-S」は、7人乗り3列シートを備えたフルサイズSUVでありながら、0-60mph加速3.1秒という数値を実現した。この加速性能は、乗車定員や積載能力を犠牲にした専用パフォーマンスカーにも匹敵する水準だという。

発表は米カリフォルニア州で開催された自動車イベント「マンテレー・カーウィーク」に合わせて行われ、発表と同日に注文受付が始まった。

足回りとサスペンション技術

足回りには独立式後輪操舵と、3チャンバー式のアダプティブエアサスペンションを搭載する。このエアサスペンションは高速走行時に車体を自動的に低くする機能を備え、走行安定性と空力性能を高める設計だ。これらの技術は、ルーシッドが展開する3モーター仕様の高性能セダン「Air Sapphire」の設計思想を受け継いだものとされる。

デザインと価格

外装には青色のアクセントカラーと青いブレーキキャリパーを採用し、内装には「Mojave PurLuxe」と呼ばれるプレミアム仕様を用意する。青いステッチングがあしらわれ、スポーティーな印象を強調する。追加で1,300ドルを支払うことで、別の内装オプションも選択できる。

価格はデスティネーション料金・税金・オプションを含まない状態で12万5,900ドルからとなる。これに加え、配送料として1,850ドルが別途必要だ。販売は現時点で米国市場に限定されている。

Gravity GT-Sは、大型3列シートSUVでありながらスポーツカー並みの加速性能を両立させた点が特徴だ。航続距離やバッテリー容量、納車開始時期など詳細情報は今後の発表が待たれる。高性能EV SUV市場における存在感を高める一台となりそうだ。

参考:Lucid Gravity GT-S Is America's Most Powerful Three-Row SUV With 1,070 HP