スペースX(SpaceX)は2026年8月11日(現地時間)、ファルコン9(Falcon 9)ロケットによるスターリンク(Starlink)10-19ミッションを成功させた。フロリダ州ケープカナベラル宇宙軍基地から打ち上げられ、V2ミニ最適化(V2 Mini Optimized)ブロードバンド衛星29機を低軌道(LEO)に投入した。前日8月10日の試みは天候上の懸念から中止されており、翌日に改めて実施されたものだ。
ミッションの詳細と2026年の打ち上げ実績
打ち上げは米東部夏時間(EDT)午前11時58分26秒、スペース・ローンチ・コンプレックス40(SLC-40)から行われた。2026年のファルコン9の通算93回目の打ち上げであり、そのうちスターリンク関連フライトとしては72回目にあたる。
打ち上げ当日、第45気象飛行隊(45th Weather Squadron)は打ち上げウインドウ開始時点での天候適合確率を85%と予測した。ただしウインドウが進むにつれて確率は75%に低下するとも予測しており、積乱雲ルール(Cumulus Cloud Rule)の違反リスクがウインドウ終盤にかけて高まると指摘していた。
ブースターB1085、18回目の飛行と回収
使用されたブースターはB1085で、今回が18回目の飛行となった。このブースターは過去にNASAの有人ミッション「クルー9(Crew-9)」、GPS III-7、そして「フラム2(Fram2)」などの重要ミッションを担ってきた実績を持つ。1段目は打ち上げから約8分30秒後、ドローンシップ(無人着艦船)「ア・ショートフォール・オブ・グラビタス(A Shortfall of Gravitas)」への着陸に成功した。この着艦はドローンシップとしての通算163回目、ファルコンブースター全体としては通算647回目の回収となった。
スペースXは2026年も高い打ち上げペースを維持している。18回飛行したブースターの再利用に成功したことは、ロケットの耐久性とコスト削減の観点から重要な意味を持つ。スターリンクの衛星インターネットサービスは世界各地でのカバレッジ拡大が続いており、今後も追加打ち上げが続く見通しだ。
参考:SpaceX Launches 29 Starlink Satellites on Falcon 9 from Cape Canaveral

